エッセンシャルクイズの答え
(1) 商品価値は、どこにある?

■ 答え:顧客のどこか(頭)

<根拠>
人は、知らないもの、すなわち認識(記憶)していない商品に価値を感じない。
よって、商品価値は、顧客の頭の中で商品の認識(記憶)が生むものであると考えられる。

<コメント>
顧客の頭の中で商品の認識(記憶)が生むものであるからこそ、商品価値は、同じ商品でも顧客や顧客が置かれた状況によって異なるものになります。
また、商品がまったく変わらなくても、ブランドイメージのアップダウンでアップダウンするのです。

(2) マグロの商品価値はどれ?

■ 答え:マグロにかけた労力(釣り、運搬、調理など)の価値

<根拠>
同じマグロでも、自分が労力をかけて得るマグロを人は買わない。
他者が労力をかけてくれたおかげで得るマグロを人は買う。

<コメント>
美味しさなどのマグロ自体の価値は、確かに価値ではありますが、買う(対価を支払う)対象ではありません。
買う(対価を支払う)対象ではないので、マグロ自体の価値は商品価値ではありません。

(3) 誰も知らないものに価値はある/ない?

■ 答え:ない

<根拠>
人は、知らないものものに価値を感じない。
誰も知らないものには、誰も価値を感じない。
誰も価値を感じないものに、価値はない。

<コメント>
逆に、例えばまだできていない新商品でも、発売予定を知ってしまえば価値を感じます。
存在しないものにすら価値はあるのです。

(4) ネコを見てネコと分かるのは、ネコの本質を知っているから?

■ 答え:Yes

<根拠>
本質とは、哲学で言う「それをそれたらしめるもの」。
よって、ネコの本質は「ネコをネコたらしめるもの」。
ネコを見てネコと分かるのは、「ネコをネコたらしめるもの」を知っているから。

<コメント>
では、ネコの本質とは何でしょう?

(5) 本質的に企業とは何か?

■ 答え:人(ビジネスマン)の集まり

<根拠>
全ての企業から「企業に特有の属性」ではない属性を全て取ると「というビジネスマンの集まりである」という属性だけが残る。
よって、企業の本質は「ビジネスマンの集まりである」という属性である。
ゆえに、企業とは「ビジネスマンの集まり」である。

<コメント>
物がない企業(例えばサービス業の企業)、カネがない企業(例えばキャッシュが底をついた企業)、情報がない企業(例えばゼロから創業したての企業)はあります。

(6) 「情報」はどこにある?

■ 答え:頭の中

<根拠>
例えば、富士山がなくなっても富士山の情報は人の頭の中に記憶として残る。
富士山の情報は富士山にはなく、人の頭の中にある。
同様に、物事の情報は、物事にあるのではなく、記憶として人の頭の中にある。

<コメント>
ただし、情報を「記憶」ではなく、「記憶」を含む「記録」と広く考えれば、情報は人の頭の中だけではなく、本やコンピューターの中にもあります。

(7) 「想像力」は「思考力」か?

■ 答え:Yes

<根拠>
思考とは、心象を関連付けることである。
想像とは、心象の一種である想像を関連付けることである。
よって、「想像すること」の意味の「想像」は思考であり、「想像する力」である「想像力」は「思考力」である。

<コメント>
「思考力」を「知っている現実」という対象がある世界に閉じて考えないほうがいいです。
この世には、「未来の現実」も含めて「知らない現実」のほうが圧倒的に多いのです。

(8) 自分の中に「他人の考え」は存在するか?

■ 答え:No

<根拠>
人は他人の考えを取り込むとき、他人の考えについての自分の解釈、すなわち他人の考えについての自分の考えをつくる。
それが結局他人の考えとまったく同じになるとしても、あくまでも他人の考えについての自分の考え。
人は自分の考えしか持てない。

<コメント>
人間の場合、コンピューターでデータをコピーするように他人の考えをコピーするわけにはいかないようですね。
人間のコミュニケーションが難しいはずです。

(9) 「価値」とは何か?

■ 答え:プラスの感情を引き起こす働き

<根拠>
人は、知らないもの、すなわち認識(記憶)していない物事に価値を感じない。

よって、価値は、人の頭の中で物事の認識(記憶)が価値を生むものであると考えられる。
さらに、厳密には、人は、認識(記憶)していて、かつプラスの感情を引き起こす物事にしか価値を感じない。
ならば、価値とは認識(記憶)が生むプラスの感情を引き起こす働きであると考えられる。

<コメント>
広く考えれば、感情にプラスの感情とマイナスの感情があるように、価値にはプラスの感情を引き起こすプラスの価値と、マイナスの感情を引き起こすマイナスの価値があると考えてよさそうです。
ただし、通常は、プラスの価値だけを価値と言っていますね。

(10) 「価値」に「量」があるとしたら、何で測る?

■ 答え:価値を感じる時間

<根拠>
人は、価値を生む認識(記憶)の再現時間だけ価値を感じる。

<コメント>
企業の皆さん、顧客が自社商品の価値を感じる時間を把握してますか?
それをしてこそ、本当に顧客市場(マーケット)の実態を知ったことになるのでは?

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